マンション大規模修繕は、足場を組み、養生シートを被せて行われるのが一般的です。作業員は、その足場を移動して修繕作業を行います。ただ、これは30階までのマンションでの話です。30階以上のマンション、いわゆるタワーマンションと言われるマンションでは、作業の方法が少し変わってきます。タワーマンションの大規模修繕で一般的な方法は、ゴンドラと移動昇降式足場です。ゴンドラでは、屋上から吊り下げ、上下に昇降させて修繕を行います。移動昇降式足場は、建物の外壁にレールが取り付けられます。そのレールに、足場を取り付け昇降させるわけです。養生シートを被せると、バルコニーの眺望が失われたり、採光が思うようにできなかったりするため、不便な生活を強いられます。タワーマンションをすっぽりと覆うと、不便な期間が長くなるため、これらの方法が考えられたのでしょう。

マンション大規模修繕が必要な理由

マンションは、1つの建物の中に複数の家族の住居が入っていますので、それぞれの部屋について所有権が成立しますが、マンションの場合、区分所有権といいます。1つの建物なのでマンションの住人が共有して利用する階段、エレベーターも共有していますし、何よりも建物そのものを共有しています。ですので、マンションの耐用年数から建替えが必要になったり、あるいはマンション大規模修繕が必要なときは、一戸建てとは違って複雑です。それは、区分所有権がそれぞれの部屋ごとに成立している上に、共有部分を維持するためにマンション管理組合が設立されるからです。マンションの部屋を購入したら自動的にマンション管理組合員になりますが、管理費や修繕積立金を支払い、管理組合がマンションの維持管理を業者に委託するとともに、大規模修繕も管理組合の議を経て行うことになります。マンションはメンテナンスが楽な面もありますが、国は12年に1度の修繕を推奨していますので、手がかかる部分もあります。

マンション大規模修繕の時期ですが

マンション大規模修繕の時期に関しては、物次第としか言いようがないです。一応は、12年程度の目安がありますが、これはマンションの状況次第です。最近は、工法が発展してきているので、延伸できる傾向があります。大規模修繕工事を大凡12年周期で行うことにより、耐用年数とされている60年では4回は行うことになりますが、その回数ごとに目的が色々と違ってくることになります。12年目と48年目の修繕工事では内容が違ってくるのは当たり前であるといえます。特に4回目の修繕では、残りの耐用年数まで耐えさせるのが目的ではなく、ほぼ新しいマンション同様の耐震性、耐久性に戻す工事が必要になります。つまりは、かなりお金がかかるようになります。計画としてはこの時に最も修繕費を要することになります。計画はマンション組合でも話し合われることになりますから、プロを交えて決めるとよいです。