国内にマンションが建設されだしてから半世紀が経過し、この間の補修、管理状況次第ですが、鉄筋鉄骨造りでも屋根や外壁が寿命を迎えているマンションが次第に増えつつある時期になっています。殆どのマンションでは区分所有者で構成される管理組合を設立し、マンション全体の共用部分について組合員の総意により維持補修しながら管理しています。但し、入居者に専門家が殆どいませんので、マンションの維持、管理の委託会社に実務を委託しています。管理会社では計画的に建物の維持、補修管理を行うためにマンション大規模修繕計画を作成し、この計画に基づいて毎年、必要な補修工事等を行っています。マンションごとに若干の違いがあるものの、10年~12年毎に共用部分全体に渡ってマンション大規模修繕工事を行うことを慣例としています。マンション大規模修繕工事を行う際の費用として毎月、区分所有者が修繕積立金を管理組合に払い込んで積み立てたものを充てることにしていますが、限られた予算の中で維持、補修項目の優先順位を決めるのに苦労している管理組合が多いようです。

マンション大規模修繕は修繕積立金で賄います

どのようなマンションでも数年に一度マンション大規模修繕が必要になります。それに掛かる修繕費は居住者の方が毎月積立をしている修繕積立金で賄うようにしています。事前にマンションの管理組合を通して修繕個所や修繕費などの見積もりを取り行っているようです。出来るだけ修繕費の積立金の中で行う事が必要ですので修繕個所のチェックなどもとても時間が掛かるようです。ほとんどが外壁などの塗り替えや、屋上などが有る場合には、防水など必ず数年に一度はやらなくてはならない箇所があります。大規模な為に足場を組んだりしなくてはいけないので、当然住民の方々の事前の許可なども取らなくてはなりません。大きなマンションなどは修繕を決定してから、手続きを取るのに数か月かかる場合が有りますので、修繕日から遡り早めに大規模修繕の日程などを組んでいるようです。

マンション大規模修繕、大変です

十年毎に大規模修繕が義務づけられている分譲マンションでは、そのための修繕費用を毎月徴収されています。通常はそのマンションの戸数が多ければ多いほど、修繕費も高額になってきますが、大切な資産でもあるマンションの価値を可能な限り維持していきたいというのが実情です。そのためにはやはり住民の協力が必要不可欠ですが、その次にマンション大規模修繕の内容となります。大抵は半年から一年の間にマンションの外壁、内壁から共用廊下、非常階段、エレベーターや敷地内の植栽にいたるまで、程度の差こそあれ、ほぼすべてクリーニングののち修繕されます。けして短くはない期間中には何かと不便や不都合な出来事もなきにしもあらずですが、それでもすべての工程を終了し、以前と同じ美しさを取り戻したマンションに住むのはとても気持ちのいいことです。